[No.004] Huleya
インタビュー第4弾は、東京でご活躍中のベリーダンサーHuleyaさんです。
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NAME --- Huleya
AS A TEACHER -- 3 years
LOCATION -- Kamakura, JPN
STYLE --- Egyptian
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-2年ほど前に独立されたようですが、そのきっかけは何でしたか?
もともとは自分が習っていた都内のスタジオで講師を1年ほどしていましたが、結婚を機に鎌倉へ引っ越すことになったんです。 当時、鎌倉にはまだベリーダンスのスタジオが少なかったこともあり、これを機に独立してスタジオを開こうと思いました。運良く、ベリーダンスの先生を探している会場とご縁があり、そこで講師としてスタートすることができたんです。
ー毎日レッスンを開催されているのですか?
週に5日間、朝と夜と教えています。
-ベリーダンサーとしての日々のスケジュールを教えてください。
お昼のレッスンが終わった後、自宅にてレッスンの準備やその他もろもろの仕事を片付け、夜6時ころ再度レッスンへ出かけます。以前はレストランでのショーも行っていたのですが、最近は大抵、金曜日~日曜日にかけては、自分で企画したイベントや、他のイベントにお呼ばれ頂いてショーを行うことが多くなったため、現在は、レストランでのショーはしてません。その他、週に1度バレエに通っています。
-そもそも、ベリーダンスを始めたきっかけは何でしたか?
私は理系の修士を学んでいたので、ものすごく男っぽい世界にいて、あまり女っぽいことに興味がなかったんですけど、習い始めたら逆にすごくハマってしまったというか・・・。特に「女らしくなりたい!」と思ったわけでもないのですが、多分、自分に足りなかったものを補ってくれたんでしょうね(笑)。でも、ベリーダンス自体始めたのが20代後半と、すごく遅かったんですけどね。
-そうなんですか。では、ベリーダンス暦としてかなり早い時期から、講師としてご活躍され始めたということですね。
そうですね・・・。でも、それは先生の補佐があってのことでしたし、最初は先生の代講をさせて頂いたり、そういうところから始まりました。
-ほかに何かダンスを習っていたことはありますか?
いいえ。ベリーダンスを始めるまでは、まったくダンスを習ったことはなかったんです。
-これは偏見かもしれないのですが、やはりブラジル育ちということで、リズム感に優れていたとか?
(笑)。ブラジルで育ったことは、多少、影響しているかも知れませんね。サンバは、お尻や腰周りをリラックスさせることが一番重要なのですが、それが自然に身に付いていたというのはあります。日本人にとっては、逆に、この“リラックスする”ということが難しいので、その点においては、ベリーダンスを始めるにあたってプラスに働いたかもしれません。
-ベリーダンスを習っていた当初は、どのくらいの頻度でスタジオに通っていましたか?
まったく頻繁ではなく、週に1度程度でした。でも、先生がグループを作って早くからパフォーマンスをする機会を与えてもらっていたので、2年目位からショーなど人前で踊る機会は沢山ありましたね。今思えば、生意気なんですけれど・・・(苦笑)。先生の教え方も、あまり技術的なことを教える方ではなくって、どちらかというと、ショーマンシップみたいなのはやはりパフォーマンス性は場数を踏んで、その場に慣れることが大切だという考えだったので、そっちが先行で、今になって、実はテクニックが備わってないことに気づき、必死に身に付けようとしているところなんです。
-でも“踊りなれる”ことはベリーダンサーとして重要ですよね。
そうですね。私も初めは緊張などがありましたが、人前で踊ってみることで、ダンスというものは、言葉よりもたくさん表現できると思ったんです。言葉では伝えられないものが伝えられるのが楽しくて続けてこれた。例えば、楽しさや悲しさや官能や、そういった色々な感情など、言葉にするよりも、一瞬にして伝わる何かがダンスにはあるので、こんなコミュニケーションの方法があったのか!という発見が面白く感じられました。
-振り付けを考えるときに、どのような感情表現をしようと考えたりしますか?
「言葉よりもたくさん表現できる」と言いましたが、これは、ダンスを通じて何かを“伝えよう”と思うというよりも、ダンスの動きの中に入ってるんです。例えば、可愛らしい動きには、可愛らしさが入っている。その動き自体の中に感情が入っているので、そこに自分の意思を乗っけると、過剰になってしまう。だから、自然に動きの中に出て行くように、日ごろから練習してるんです。
-どのように練習されてるんですか?
練習中、自分で身体を動かしながら、この動きをする時はどういう気分だろう?ということに気を配ってみる。例えば、大きく動かすときは傲慢な感じだけど、小さくするとキュートな感じ・・・など。自分の感情と動きの回線をつなげるという感じ。そうすると、音に合わせて自然に動きがでてきて、そこにその感情がもう入ってるという状況にすんなりもっていけるようになります。頭で「セクシー、セクシー」って考えながら踊っていると、そう“したい”という気持ちばかりが表に出てきてしまって、本当のセクシーさは表現されていないでしょう。笑顔も、「笑顔、笑顔」と思っていると、引きつった顔になってしまう。笑顔が不得意な人は、ポップな曲など自然に笑顔が出てくるような曲を選ぶといいですよ。
-理系の修士号を持ってらっしゃいますが、ベリーダンサーの道を選んだ理由はありますか?
もともと表現すること自体は好きで、学生時代には劇団に入っていたり、TVのリポーターの仕事などもしていたので、表に出ることには慣れていたのかもしれないです。ただ、“表現方法”というものを常に模索していて、私は 自分の中に2つの分野があるんですね。1つは、理性的でとても現実主義的な自分、もう1つは、クリエィティブで想像的なことをしたいという自分。その2つの相反する部分があって、その狭間でゆれてる人生だったんです。
だけど、ベリーダンサーという道を選ぶことで、教えるときには倫理的でなくてはならないし、踊る部分ではクリエィティブでなければならないという、自分の2つの部分を上手く活かすことができること。また、ベリーダンスを通してたくさんの素敵で自分が憧れる女性に出逢えたことで、自分もそのようになりたいなと思ったのがきっかけです。
-エジプシャン・スタイルを選ばれたのは何故ですか?
私はもともとミシャール先生のスタジオでベリーダンスを学び始 めたのですが、彼女のように背が高くて手足もすらっと長い方が踊るととても素敵に見えても、いざ自分が同じように踊ってみると、やはり体系の違いもあっ て、違うように見えてしまうなぁ・・・と思っていた所に、(私は元々ブラジル育ちなのですが)ブラジルで活躍されているルル先生と出逢いました。彼女は、 小柄な女性で、ベリーダンスの動きも細かく、キュキュッと動く感じなのですが、彼女のダンスを見たときに、「このテクニックを身に付ければ、あまり手足の 長さや背丈は関係ないな」と思ったんです。なので、そのスタイルでいこうと決めたのですが、それがエジプシャン・スタイルだったんです。
-では最後に、メッセージをお願いします。
ベリーダンスには、これが正しいというのは無いので、みんな独自に自分の個性とかいい所を引き出せるようにということを念頭において、練習なりパフォーマンスをしてみてください。そうすることによって、もっと自分に自信が持てるようにもなるし、さらにベリーダンスが好きになると思います。
インタビュー後記![]()
インタビューでは、質問に対し、ご自分の意思をはっきり、とても的確に答えてくれたHuleyaさん。さすが、理系かつ海外で育った方だけあるなぁ・・・というのが率直な感想でした。海外生活をある程度の期間経験した女性には、共通した特徴があると個人的に思うのですが、英語で話しているのかと思うほどスムーズな回答が得られ、インタビュワーとしてはとても助かりました(苦笑)。
飾らない綺麗さがとても素敵なHuleyaさん。ベリーダンサーと言う枠を超え、インタビュー内にもあるように、男性的な部分と女性的な部分との2面性をバランス良く兼ね揃えている素敵な女性だと思います。
鎌倉でインストラクターとして独立してから、まだ間もないHuleyaさんですが、国内の多数イベントでパフォーマンスをされたり、LuluのWorkshop主催、P.U.R.E.Tokyoの幹事を勤めるなど、ベリーダンスのコミュニティーにはかかせない存在となっているのではないでしょうか。今後、ますます大きな存在へとなっていくであろう、彼女の活躍に期待しております。
インタビュー収録:January 2008